UPDATE Appleは米国時間10月28日、第4四半期決算(9月28日締め)を発表した。またしても「iPhone」にけん引されて、Appleはウォール街の予測を上回る結果となった。
第4四半期の売上高は375億ドル、1株あたり利益が8.26ドルだった。アナリストらの平均予測は、売上高368億ドル、1株あたり利益7.92ドルだった。
Appleによると、同四半期における同社のiPhone販売台数は3380万台、「iPad」は1410万台、「Mac」は460万台、「iPod」は350万台だったという。ウォール街の予測は、iPhoneが約3200万台、iPadが1500万台、Macが約426万台、iPodが約420万台だった。
Appleの最高経営責任者(CEO)を務めるTim Cook氏は声明で、「新しい『iPhone 5c』と『iPhone 5s』『iOS 7』『iPad mini with Retina Display』と非常に軽量で薄型の『iPad Air』、新しい『MacBook Pro』、斬新な『Mac Pro』『OS X Mavericks』、そして『OS X』と『iOS』向けの次世代『iWork』および『iLife』アプリとともにホリデーシーズンを迎えられることをうれしく思っている」と述べた。
新iPadや新Mac Proを含むこれらの製品のいくつかは、先週開催されたイベントで発表されたものであり、今回の決算報告には含まれていない。
2013年12月までの次の四半期について、Appleは、売上高を550〜580億ドル、粗利益率を36.5〜37.5%と予測している。ウォール街による今回の決算報告前の同社翌四半期売上高予測は557億ドルで、Appleの予測下限値はそれよりも低い。
Appleはウォール街のアナリストらとの電話会議で、粗利益率低下の一因として、無料提供のiOSおよびMacソフトウェアに対する同社の会計処理方法の変更などがあると説明した。
Appleは決算報告とともに、11月14日に1株あたり3.05ドルの配当金を株主に支払う計画を発表した。
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